屋根の上の上棟式


久しぶりに屋根の上での上棟祭をしました。

上棟祭とは家屋の棟を上げるにあたり、工匠などが神を祀って行う儀式です。

少し前は、式のあと各職人の親方等で直会(なおらい)の場が設けられ、木遣り唄(きやりうた)などが聴けました。

いつの間にか私も掛け声を出していたのを思い出します。

 

小川


やってもやらなくても良いことをやらずに簡素化する・・・

建築の世界だけではなく、世の中の流れではよくあることです。

 

衣食住という生活に密着した業界の中で、建築は昔の風習が残っている方かなという気はしますが、それでも式典、祭典に関するものは簡素化されているのは否めません。

地鎮祭よりも、上棟祭が珍しくなっている昨今、安全を願って神様を祀るのは日本人の文化として大切に継承していきたいなぁと思います。

 

ただ、気になることがひとつ。

上棟の際に女の人は上に上がらない・・・ということを耳にします。私も自宅の上棟祭の時には娘といっしょに下から屋根の上を見上げていました。理由はよくわかりませんが、それもまたひとつの風習かな!?と素直に従いました。男の人より男らしい女の人が増えている現状で未来は変わっているかもしれませんね。

 

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